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初心者を段階分けして考える

こんにちわ
秘密結社ナンバーズ、No21、ようすけのとうちゃん@果実の覇王です

バトルスキー同士で初心者講習会の話をしたときに、なんか話がかみ合わないなぁと思ったのですが、後で考えるときっとイメージしている初心者が違ったんだと思いました
いい機会なので、私が考えている初心者と、タイプ別の対応方法についてまとめてみようと思います

全くなにもわからない勢
ルールはおろか、カードゲームさえ知らない人たち
カードゲームに触ったことがない幼児はそうなのですが、実は自分が子供の時代にカードゲーム文化がなかった私世代の親御さんもこれにあたります
カードの種類はもちろんですが、アタック、ブロック、ターンシーケンスの概念さえないのが普通です
どう教えるかは、正直大人も子供も変わりません。下手すると幼児の方が吞み込みが早くてらくなくらいです
教え方については前に結構詳しく書いた記事がありますので、参照していただけると幸いです
全部を教えようと思わずに、一つずつ積み重ねていくのがいいと思います
NGなのは基礎を全部いっぺんに入れようとすることです
アタックブロックがわかったら遊んで、難しいことはそのあとで

他のゲームは知っている勢
カードゲームが何をするものなのか知っている分、上よりはるかに教えやすいです
ただ、既知のゲームと混同してしまうと厄介です
あなたが他のゲームも熟知しているなら比較して教えたくなる気持ちはわかりますが、対比で教えるのは考えものです
プレイヤーにしてみれば既知のゲームの方がわかりやすく、いいものに思えてしまうものですから
私はバトスピ以外ははるか昔にMTGをやっただけなのですが、デュエマ勢は初期手札が5枚だったり、ライフが0になってもゲームが終わらなかったりするらしいですね
間違える要因、躓く要因が前のゲームにあると判るなら、教えるのには有利ですが、別物として教えた方がいいと思います

カード持ってる、ルール知ってる勢
ある意味一番厄介な層です
ルールは知っている、プレイはできると思い込んでいるので、講習会というスタイルは拒絶する子がほとんどです
だって知っているんだもん
プレイするとダメダメだったりします。ていうかたいていダメダメです
コアの先払いやフラッシュ飛ばしなんかは当たり前、初期手札枚数やコア数が違ったり、シーケンスがグダグダだったり、下手すると軽減やレベル維持なして遊んでいる子さえいます
この時、間違いを指摘するのはNGです
だって知ってるんだもん
プレイしてもらって、プライドを折らないように少しずつ指摘するのが丸いと思います
バトスピを知らない友達がいるようなら、いっそ教えるほうに回ってもらうのも手です
本人もう知ってるわけですから大抵は率先してやってくれます
そのうえで、プライドを折らないように、間違っているところをちょこちょこ指摘してあげれば、教えるほうは楽ができて一石三鳥くらいの感じになります

ルールグダグダ勢
ステップぐだぐだ、コアの先払い、フラッシュタイミング飛ばし、勝手にブロック勝手に破壊、バースト確認なし、ライフで受けてからマジックなんでのがセオリー
アタック時効果をフラッシュタイミング後に使う人が意外と多いのはちょっと驚きました
ショップ大会に出ていない人は、カードプールがしっかりしていても意外なところが抜けているので要注意です
デッキやスリーブで力を判断すると意外なところで穴があります
このレベルの人たちは、指摘すればわかってくれるので一番楽といえるんじゃないでしょうか

勝てない勢
カードは持っている、ルールもそこそこ入ってる、カードプールもそこそこ知っている、でも勝てない
勝てない理由の一つはバトルのセオリーがわかっていないこと
無意味なアタックと無意味な慎重さですね
これは実際にバトルして、アタックした理由、アタックしなかった理由、その順番でアタックした理由を一手ずつ確認していくのが確実だと思います
もう一つの理由はデッキ構築でしょう
高コスト帯に寄ったいわゆるキラキラデッキ、タワーデッキ、シナジーのない組み合わせ、タラレバだけの構築、パターンは千差万別ですので、これは別建てでまとめた方がいいと思います
タワーデッキは「2つのデッキに分けるのがいいんじゃないかな?」、初期手札を見ないで後攻を取る子には「先1で動けるデッキにしよう」というのがセオリーだと思ってます

実戦経験不足勢
ネットなどで情報をかなり仕入れているので、一見セオリーも知っているし、勉強しているので構築もしっかりしています
完成された構築をしているので、頭がいい子はかなり強かったりします
ちっちゃい大会では優勝できたりもします
人によっては自分を初心者と認識していないこともあります
でも、なんかおかしいのがこの層です
ルールグダグダ勢に近いふるまいのほかにも挨拶ができない、カードのコールができない、ターンシーケンスを言えない、何気なく巻き戻しする、相手のカードを粗末に扱う等のシステム的なことのほかにも失礼な言動、負けて不機嫌になる、対戦しているプレイヤーを無視して自分の友人とだけ話す等、対人ゲームであることを理解していない振る舞いをしてしまう人も少なからずいます
初心者講習会をするならば、こういった対人スキルについても適切な指導をすべきだと思っています
強いデッキをコピーして使うのが悪いとは決して思っていません
精神論と言われてしまうのかもしれませんが、対人ゲームですから、勝つのがゴールではないと思っています
きちんと対戦相手に敬意を払い、自己表現の形として対戦し、勝負が決まった後にありがとうございました、いいバトルでしたと心から思えるようになること、また次も対戦したいと思い、思われることができなくてゲームに何の意味があるのか、と思っています
ただ、強いデッキに勝たせてもらっている間は初心者だと思っています

一口に初心者といっても、ざっとこのくらいの幅があります
初心者を語るとき、どこに当たるのかを明確にするのは大事です
初心者講習会をするとき、どの層を対象にするのかは考えなければならないと思っています
とはいえ、初心者は初心者ですから自分がどのくらいの初心者なのかわかりません
講習会をする側は、どの層が来ても対応できるように用意をしなければならないと思っています
全ての層に共通の、銀の弾丸はありません
臨機応変に立ち回るしかないと思っています
このくらいのパターン訳をして、それぞれの層で自分にできることを想定しておくのは役に立つのではないでしょうか

全国のバトルスキー諸兄、資格がなくても初心者講習をされる皆さん、頑張りましょう

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